北海道上川郡美瑛町ってどんなところ?
地図 | GoogleMapリンク |
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人口 | 10,370 (推計人口、2016年9月30日) |
自治体HP | 上川郡美瑛町HP |
上川郡美瑛町移住支援サイト | こちら |
上川郡美瑛町は、北海道のほぼ中心に位置する町です。明治時代に本州からの入植者によって開墾され、農業の町として発展しました。近年は、テレビやCM、映画などで美しい風景が紹介されたことから、観光地としても栄えています。
気候は典型的な盆地型です。夏は30℃を超えるほど暑い日があり、冬もマイナス30℃を下回るほど寒い日があります。積雪が1メートルを超えるのも、珍しくありません。
北部には人口約33万人の旭川市があり、車なら約30分ほどです。町内にもスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどがありますが、旭川市まで行けば、大型商業施設があり、医療機関も充実しています。
旭川市へ行く途中には旭川空港があり、道外へのアクセスも便利です。羽田空港行きの便が通年運航されており、季節によっては中部空港や関西空港、ソウル、台北行きの便が運航されます。
上川郡美瑛町は、中心部から離れると自然豊かであり、東側を向くと十勝連峰を一望できるほどです。農作物が栽培される季節は、丘陵地帯にある畑が彩り豊かなパッチワークのように見えます。
上川郡美瑛町では、町全体で積極的に子育て支援を行っており、妊娠前から高校生になるまで何らかの助成を受けられるほどの充実ぶりです。例えば、不妊治療費を助成してくれたり、高校進学時には3万円の入学準備金を支給してくれたりします。
美瑛町には保育所・幼稚園から高校まであるので、高校を卒業するまで地元での子育てが可能です。また、旭川市まではJR富良野線でアクセスできますから、自宅から市内の高校へ通学できます。
北海道上川郡美瑛町の移住支援制度

続いて、上川郡美瑛町の移住支援制度について見てみましょう。
暮らし体験
上川郡美瑛町では、町外の住民が暮らし体験できるよう、郊外にある水沢ダムの近くに、カラマツの木材を使ったモデルルームを6棟建設しました。
空きがあれば随時入居できて、最長1年間生活できます。家賃は大きさによって月42,000~63,000円です。 中はLDKとウッドデッキに、ロフトか洋室という造りになっており、あらかじめ生活に必要な家電が備わっています。
追加料金の支払いでインターネットの利用も可能です。 付近には公共交通機関が走っておらず、食料品店も遠く離れているため、利用にあたっては車を用意したほうが良いでしょう。
美瑛町空き家バンク
暮らし体験を経て、上川郡美瑛町に移住したい気持ちが固まったら、住居が見つかるまで定住促進住宅で生活できます。すべて平屋建てであり、広さは3LDK以上です。家賃は20,000円からで、最長3年間生活できます。
空き家や空き地の情報は、旭川不動産情報と共有して公開されており、問い合わせの窓口は各物件を扱う不動産業者です。役場による相談や仲介は行っていません。
どうしても物件が見つからない場合は、民間賃貸住宅に入居すると良いでしょう。令和3年度からは、対象物件の家賃の半額を最大10,000円まで最長3年間助成しています。
助成金は上川郡美瑛町の電子マネー「Beコイン」として交付され、町内の小売店や一部コンビニ、レストラン、宿泊施設などで利用可能です。交付にあたっては、年度の上半期と下半期にそれぞれ申請が必要になります。
北海道上川郡美瑛町の観光情報

先述のとおり、上川郡美瑛町には美しい風景が多く、夏場は観光客で賑わいます。富良野市までは車で40分の近さです。そんな上川郡美瑛町で、おすすめの観光地を3つ紹介します。
青い池
美瑛町から十勝岳のほうに向かって道道966号線(白樺街道)を走ると、白金温泉の手前左側です。十勝岳の防災工事の際に溜まった水が池になり、湖面が鮮やかな青色をしています。
Apple社がパソコンの壁紙に採用したのがきっかけで、全国から観光客が集まるようになりました。 青い色は上流にある「白ひげの滝」から流れてきたアルミニウムによるもので、天候や川の水量、季節などによって色が変わります。
濃い青だったり、白味がかっていたり、緑色っぽかったりするなどです。 1年を通して見られますが、車で来場した際は駐車場代として500円を支払わなければいけません。
四季彩の丘
上川郡美瑛町の南側にある「美馬牛(びばうし)」地区にある庭園です。グリーンシーズンと呼ばれる春から秋にかけては、7ヘクタール(福岡PayPayドームとほぼ同じ広さ)の庭園に色とりどりの花が規則正しく植えられます。
少し離れたところから見ると圧巻です。 ウィンターシーズンはアクティビティを体験できる場に変わり、スノーモービルやスノーラフティングなどを楽しめます。
ほかにも、敷地内では野菜を栽培していたり、アルパカを飼育していたりするので、1年を通してさまざまな楽しみ方ができるでしょう。 付近にはレストランやペンションなどの宿泊施設もあります。
十勝岳望岳台
十勝岳は、山の中腹まで車で登ることが可能で、登山道の入口となるのが望岳台(ぼうがくだい)です。駐車場やシェルター(レストハウス)からは十勝連峰だけでなく、旭川市から富良野市までを一望できます。
特に9月下旬から10月上旬にかけては紅葉の見頃となり、絶景を楽しめるでしょう。 帰りは麓にある白金温泉や道道966号線の先にある吹上温泉、十勝岳温泉(いずれも上富良野町)でリラックスするのがおすすめです。
まとめ
上川郡美瑛町は、子育てや移住者の支援に積極的で、付近には観光名所も数多く存在します。それでいて都市圏や空港からはそれほど離れていないので、不便さは感じさせません。1年を通して、自然を満喫しながら生活できるでしょう。